山梨県立博物館 かいじあむ
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展示案内

16 巨富を動かす

 
「戦国からのメッセージ」展示室写真
 幕末期に生糸取引で活躍した甲州屋忠右衛門や、のちに甲州財閥として巨富を動かした若尾逸平らの人物像に迫り、甲州から出発した彼らの旺盛な行動力や積極性について紹介します。
  また、甲州財閥の行った電気や鉄道をはじめとした町の基盤づくり事業が、現在の私たちのくらしに生きていることを紹介し、日本や山梨の近代化における彼らの事業の意義を明らかにします。

展示資料
 
資料名
時代
所有
指定
資料解説
電気料金領收証(甲州文庫) 明治33年・34年
(1900・01)
山梨県立博物館   山梨における黎明期の電気料金領収書。山梨に最初の電気の明かりが灯ったのは明治33年(1900)の甲府電力によるもので、甲府や市川大門に芦川で発電した電力が供給された。
甲府電力株式会社株券(甲州文庫) 大正時代 山梨県立博物館   山梨で最初の電力事業者となった甲府電力の株券。山梨は水力発電所の立地を得やすいこともあり、各地に発電所の計画が立てられるようになった。
山梨県写真帖(大木家文書) 明治45年
(1912)
山梨県立博物館   明治の終わりごろの山梨の名所を撮影した写真帳。
山梨県郷土資料第一輯 水力電気篇(甲州文庫) 昭和3年
(1928)
山梨県立博物館   県内の水力発電所を紹介するもの。発電所の立地する河川(水系)ごとに出力などの詳細データが記され、東京電燈をはじめとする数々の事業者の運営する大小63もの発電所の情報をみることができる。
山梨電気博覧会 記念写真帳(大木家文書) 昭和3年
(1928)
山梨県立博物館   昭和3年(1928)に甲府市の舞鶴公園で開催された山梨電気博覧会の写真アルバム。水力発電所が多く設置された山梨は、東京への重要な電力供給地域となっており、特に当時の東京からは山梨=電気のイメージが強く持たれていた。この年、全線電化の富士身延鉄道(JR身延線)が甲府まで開業し、山梨にも新しい電気の時代が訪れようとしていた。
甲府繁盛寿語呂久(甲州文庫) 明治36年
(1903)
山梨県立博物館   明治時代の甲府とその近郊の商家や銀行などをめぐるすごろく。明治35年版のものは、常盤町の第十銀行をふりだしに若尾銀行があがりとなっており、明治36年版はその逆となっている。
若尾逸平ミニチュア 明治〜大正時代 山梨県立博物館   甲府市愛宕山に若尾の米寿記念に建てられた寿像(写真小川一眞、原型河村嘉祥、鋳造漆原新七 『若尾逸平』より。現存せず。南アルプス市に再建銅像が所在。)と同様のミニチュア。像からも小柄な老人であること、右足を踏み出すポーズから、溢れ出る行動力が想起される。明治40年(1907)の銅像建設時、あるいは大正時代の若尾公園の造営時の記念品であろうか。


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