山梨県立博物館 かいじあむ
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14 転換期に向き合う

 
「戦国からのメッセージ」展示室写真
 近世から近代への大きな転換期の中で発生したさまざまな騒動について、その発生から集結に至るまでの社会的・政治的背景を紹介します。また、騒動をとおして社会の変化や山梨の地域的特性などの問題を明らかにします。

展示資料
 
資料名
時代
所有
指定
資料解説
武田信玄が出したとする「依恩借後納之事」(甲州文庫) 江戸時代 山梨県立博物館   武田信玄が甲斐国内の村・百姓に対し、年貢を米と金に分けて納めることを認めたとする古文書。甲斐国内で通用していた大小切税法が、信玄が認めた制度であることを主張する根拠となる重要な書類となった。同様の古文書は大量に作られ、村々で保管していた。
大小切税法存続につき乍恐以書付奉願上候(甲州文庫) 慶応3年(1867) 山梨県立博物館   慶応3年、甲斐国内に大小切税法の廃止が通達された。これに対して約560ヶ村が連携し、大規模な反対運動が起こった。本資料はそのようすを伝えるもの。結局、このときは幕府の滅亡によって沙汰やみとなり、税法は旧来通り維持された。
『一ツとせいぶし甲斐の評ばん大小切』(甲州文庫) 慶応4年(1868) 山梨県立博物館   慶応3年の大小切税法廃止の頓挫をうけて翌年に刊行されたもの。「ひとつとせ」から始まる数え歌により、武田信玄以来の恩沢とされる大小切税法の重要性と存続を訴えている。
東京日日新聞 第169,170号 明治5年(1872) 山梨県立博物館   大小切騒動の発生を伝えた新聞記事。この年の8月23日、西保・倉科・杣口(いずれも山梨市)等の住民6000名余りが、竹槍・脇差等を携え、「大小切歎願」と大書した幟旗を立てて甲府に押し入り、若尾逸平の屋敷を焼き討ちにするなどした。蜂起した住民は、さらに東京へ歎願に向かおうとしていたという。
甲州勝沼駅ニ於テ近藤勇驍勇之図(複製) 原本
慶応4年
(1868)
山梨県立博物館   月岡芳年による浮世絵。慶応4年、板垣退助らの新政府軍と近藤勇らの幕府軍が柏尾(甲州市)で衝突した勝沼の戦い(柏尾の戦い)の様子を描く。
天保騒動絵図(複製) 原本
江戸時代
山梨県立博物館   天保7年(1836)8月に発生した天保郡内騒動の進行のようすを描いた絵図。
近世侠客有名鑑(複製) 原本
明治時代
山梨県立博物館   明治時代中頃の関東の侠客について、相撲の番付の形式をとり、ランキング形式で示したもの。甲斐国からは、著名な黒駒勝蔵のほか、武井安五郎、身延半五郎、祐天仙之助などの名前が見える。


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