資料名 |
時代 |
所有 |
指定 |
資料解説 |
| 富士山図 |
江戸時代前期 |
山梨県立博物館 |
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都会的な風俗画を良くした英一蝶(1652〜1724)の描いた桂川の下流、馬入川(現在の相模川)渡口の場面と思われる。神奈川方面から見た富士山を背景に、船頭や旅人、子供たちなどが生き生きと画がかれた秋景である。 |
| 富岳図 |
江戸時代中期 |
山梨県立博物館 |
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日本の文人画を大成した池大雅(1723〜76)が描いた富士図。場所は特定できないものの、前景に競り立つ山塊は山梨方面から見た雰囲気を持つ。大雅は吉田口から富士登山をしたことがあり、実見に基づく風景画となっている。 |
| 甲斐御嶽御坂図 |
明治10年
(1877) |
山梨県立博物館 |
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富士山頂を表した絵図。明治になってから、神仏分離・廃仏毀釈運動が高まりを見せるなかで、「富士山大掃除」とも呼ばれる運動の末、富士山中から仏教色が排除されることになった。本図は「富士山大掃除」後に出されたもので、例えば「薬師」を「久須志」にするなど、仏教敵な名称が置き換えられている。 |
| 千円札 |
令和6年
(2024) |
山梨県立博物館 |
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令和6年(2024)7月3日に改刷された3券種のうち、AA000009AAの若い記番号が振られた千円札。表面には北里柴三郎が、裏面は浮世絵師、葛飾北斎による「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」をもとに、デザインがなされている。 |
浅間神社ならびに富士山絵図 |
文化3年
(1806) |
都留市 |
市 |
『甲斐国志』編纂の際に提出された森嶋家に伝わる資料。中央上部に富士山を、その麓に北口の浅間神社を描き、その間を参詣道が通る。周囲には多くのマルビ(富士山の溶岩)が描かれている点も特徴的である。 |
| 甲斐国志写本 |
江戸時代(19世紀) |
山梨県立博物館 |
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全123巻。幕府献上本は、71冊に仕立てられた。項目は、「提要(概要)、国法、村里、山川、古跡、神社、仏寺、人物、士庶(武士と庶民)、古記、古物、土産、製品」と、多岐にわたる。 |