山梨県立博物館 かいじあむ
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9 城下町の賑わい

 
「戦国からのメッセージ」展示室写真
城下町の成り立ちや役割を理解するために、甲府城築城の目的や甲府城下町の都市計画を紹介します。また、城下町で営まれた武家や町人の生活を紹介します。

展示資料
資料名
時代
所有
指定
資料解説
甲府城下町絵図(グラフィック 柳沢文庫) 江戸時代 (原資料 柳沢文庫)   柳沢吉保・吉里が治めている頃(1705〜1734)の甲府城下町を描いた絵図。
山水図 江戸〜明治時代 山梨県立博物館   画家の三枝雲岱の手によるものと考えられる画帖で、主に山水画が描き写されている。本画帖は清水家資料のひとつであるが、清水家は甲州財閥のひとりであった若尾逸平の親族の家にあたる。逸平と雲岱は親類関係にあったため、こうした雲岱関連の資料が、逸平の親族の家に伝わったものと考えられる。
縮図 天保7年
(1836)
山梨県立博物館   縮図とは、他者の作例を手控え程度に写し取ること。本資料は表紙に「天保丙申仲夏写 古府中客居 雲岱主人」とあることから、画家の三枝雲岱が甲府市内に滞在した際に、様々な作例を描き写したものと考えられる。若尾逸平の親族の家である、清水家に伝来した資料のひとつ。
人物花鳥図 天保4年
(1833)カ
山梨県立博物館   画家の三枝雲岱による画帖。「癸巳晩夏寫 於三嶌客居雲岱」との書き込みがあることから、静岡県の三島滞在時に、雲岱が描き溜めたものと思われる。三島で実見した絵画類の模写と考えられるが、雲岱がさまざま作例から貪欲に学んでいた様子が見て取れる。
山水画帖 江戸〜明治時代 山梨県立博物館   山水画の模写を中心とする画帖。三枝雲岱の手によるものと考えられる。清水家資料に含まれる雲岱の模写と思しき資料には、「第〇〇号之内〇」といったように、整理用の番号が記されているものもあるが、本資料にも「第十一号之内四十一ノ内廿九」というように番号が振られている。
甲府上水陣場堰筋御修復仕様帳(頼生文庫) 文化4年
(1807)
山梨県立博物館   荒川から甲府上水に水を供給する陣場堰の修復に際して、修復箇所や修復方法などを指示した書類。陣場堰は荒川の水を現在の県立中央病院付近から取水して湯川まで結ぶ水路で、長さ約1300m、幅は平均で1.2mほどあり、付近の水田用水にも利用された。修復には甲府の町方が共同で費用を負担した。
甲府上水陣場堰筋御修復仕様書(頼生文庫) 文化4年
(1807)
山梨県立博物館   陣場堰の修復にあたり、修復方法や必要経費などを記した書類。堰の幅の切り落としや、しがらみ(水を堰き止める施設)、石垣の修復など、甲金24両余を要する工事が計画された。荒川からの取水口の図面を伴う。
陣場堰普請諸用留(絵図面) 文化4年
(1807)
山梨県立博物館   陣場堰の修復にあたり、湯川との合流点付近の状況を描いた図面。
御尋に付甲府上水仕様申上書(頼生文庫、享保17年御用留のうち) 享保17年
(1732)
山梨県立博物館   甲府町年寄が、甲府上水の由来や構造などについて述べた書類。甲府上水は江戸時代の直前・浅野家の時代に荒川から用水を引いたことに始まるという。また平岡勘三郎良辰が代官を務めていた時期に、堰の両側を石垣とし、甲府徳川家時代の寛文2年(1662)に大規模な修復を実施し、堰に石蓋が置かれたことなどが記されている。
懐宝甲府絵図(甲州文庫)
※別途ケース設置
嘉永3年(1850) 山梨県立博物館   江戸時代後期の甲府城下町を描いた図。西側の相川から伸びる「上府中上水」「下府中上水」が、甲府城を挟んで城下に達している様子が描かれる。
出火場持道具水手人足書上帳(甲州文庫) 文化10年(1813) 山梨県立博物館   甲府城下町のうち、上府中(古府中)の火消道具と消火人員を書いた一覧。末尾には纏の絵図のほか、水源を知らせる水元目印が描かれている。
八日町火消人足並諸道具内訳帳(甲州文庫) 元治元年
(1864)
山梨県立博物館   甲府城下町の町火消の八町組が所持している火消道具一覧や人員の割り当てが記された帳簿。火消道具のなかに龍吐水1挺が記されている。
火消人足御入用にて仰付方願書(甲州文庫) 寛保3年
(1743)
山梨県立博物館   上・下府中の名主が火消にあたる「鳶の者」が不足しているため、合計100人雇うように命じることを願っている。
甲府上府中組火消法被並纏図(甲州文庫) 江戸時代 山梨県立博物館   甲府城下町の上府中で用いられていた火消組の法被と纏の図。
甲府上水木樋   甲府市水道局   木製の上水管。甲府城下町では全国的にも早い時期に上水網の整備がなされ、先進的な都市づくりが進められていた。
甲府城跡出土鯱瓦(復元品)   山梨県立考古博物館   創建当時の甲府城にあった金箔付きの鯱瓦を復元したもの。
稲荷曲輪出土瓦 豊臣政権期(16世紀) 山梨県立考古博物館
瓦の表面には、甲府城を整備した浅野氏の家紋である「違い鷹の羽紋」がある。
本丸出土花菱紋瓦 江戸時代(17世紀) 山梨県立考古博物館
瓦表面には甲府城主であった柳沢氏の家紋である「花菱紋」がある。
人質曲輪出土桐文様瓦 豊臣政権期(16世紀) 山梨県立考古博物館
瓦表面には豊臣家の家紋である「桐紋」がある。甲府城を整備した浅野氏は、豊臣家の重臣であった。
輪宝 江戸時代(17世紀) 山梨県立考古博物館
地鎮(じちん)のための道具。甲府城稲荷櫓跡から出土した。


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