山梨県立博物館 かいじあむ
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県立博物館 わいわいミュージアム

平成18年度山梨県立博物館の
「通信簿ツアー」結果報告

 

平成18年10月15日(日)に開館一周年を記念して山梨県立博物館の「通信簿ツアー」を行いました。参加者数は80名以上!皆さん、通信簿ガイドを片手に持ちながら、熱心に館内をご覧いただきました。

「通信簿ツアー」の結果報告は次をクリックしてください。
平成18年度「通信簿ツアー報告書」
(PDFファイル形式です)

通信簿ツアー受付  通信簿ツアー意見交換会
これが通信簿ガイド。A6版程度の大きさで、持ちやすくて便利。
通信簿ガイド表紙   通信簿ガイド中身
今回は、事前に参加者同士がメーリングリスト上で意見交換をしながら、通信簿の評価項目づくりを行い、利用者の視点に立った通信簿が出来上がりました。
左頁が評価項目、右頁がご記入いただけるようになっています。回答は○×や点数方式ではなく、すべて自由記述式という形式の通信簿です。
以下に通信簿の内容を全文紹介いたします。
ツアーに御参加いただけなかった方も、この通信簿の内容に沿って山梨県立博物館をご覧いただければ、きっと新たな「お楽しみ」を発見することができるでしょう。

山梨県立博物館の通信簿・ツアーの心得
1.「観客」の立場に立って評価する。
行政には行政の、博物館員には博物館員の、そして専門家には専門家の評価の仕方があるけれど、「観客」の立ち位置に立つつなぐNPOでは、ミュージアムを利用する観客それぞれの個人的な体験に基づいて評価をしたいと思います。

2.評価項目は人それぞれ。
「観客」と一口にいっても、来館時の状況や考え方、感じ方は人それぞれ。「一般の観客」なるものは実は存在しないので、さまざまなシチュエーションの評価項目を想定し、そのときどきの自分の立場で、気になったところだけ評価します。

3.自らの言葉で語る。
「〇×」や「良い・悪い・普通」といった段階評価や、データ集計では見えてこない具体的な声を発していきたいと思います。だから、評価は記述式を基本とします。

4.「愛」をもって評価する。
よくないところ、足りないところ、欠けているところは批判するけれど、それは「改善するため」の批判。だから、どうすれば変えられるか、どのように補えるかも、心の中において評価します。「ここはまだ駄目なところなんだけど、きっといろいろ制約があって完全には改善できないのよね。でも努力はわかる」なんていう微妙なニュアンスもすくいとりたいし、いいところはうんと褒めて、ミュージアムをねぎらいたいと思います。

5.評価結果は世間さまにお返しする。
せっかく評価したのだから、評価結果は有意義に使いたいと思います。ミュージアムや行政側に観客の気持ちを知ってほしいし、観客同士で意見交換もしたいし、これから観客になる人たちへ情報提供もしていきたいと考えます。さらには、「足りないところはこんな感じで補っては?」といった実際的な提案なども、していきたいと思います。

6.評価を通じて観客の側も育つ。
評価は、「評価される側を変える」目的もあるけれど、同時に「評価する側を変える」ことでもあります。よく観察し、批評や評価をしようとすれば、それまで見えてこなかったことも見えてくるはず。ミュージアムを楽しむための、さまざまな視点を見つけ出し、もっとミュージアムを好きになれることを期待します。


ツアー参加者の皆さまへのお願い
1.グループでのツアーは楽しいものですが、他の観客の皆さんやミュージアム側にご迷惑をかけないようにしましょう。細かい注意事項は常識の範囲でご判断ください。

2.展示室内でのチェックポイント帳への記入は、鉛筆を使ってください。

3.今回のチェック結果は「〇×」ではなく、文章で記述してください。思ったこと、感じたことを正直に、できれば簡潔にわかりやすくお願いします。

4.チェックポイント帳にはさまざまなチェックポイントが記載されていますが、全部答えていたら大変なことになります。気になったポイントだけ選び、横のスペースに番号を記載して記述ください。文章だけでなく、イラストなども歓迎します。

5.チェック結果は活用したいと考えています。ホームページ上に報告書をアップするほか、次回のワークショップで具体的な改善案を考える際の資料として活用させていただく予定です。ミュージアムをより楽しめるようにするために、さまざまな形で利用させていただくことをご了解ください。

次回「館内改造ワークショップ」のご案内
通信簿による評価結果をもとに、みんなで、問題点をどのように改善できるか
具体的な案をだし、館内で試してみるワークショップを実施する予定です。
実施日 平成18年11月20日(月) 午前9時半から午後3時まで。
ご都合のつく方は、是非、ご参加ください。

6 評価結果は評価する方の立場によって異なります。
参考にさせていただきたいので、評価者調査の簡単なアンケートにご協力ください。


■評価者アンケート
あなたのことを、少しだけお聞かせください。
年代  小学生 中学生 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代 
性別  男性 女性
来館は何度目ですか?
どちらからいらっしゃいましたか?  県内(      )  県外(     )   
どのような交通手段で?    電車   バス  自家用車  タクシー  徒歩
来館の目的は?
今日、一緒にいらした方は?


ポイントに全部答える必要はありません。
気になったところや、ここは褒めたい、これはいいたいということだけ、番号を選んでお答えください。

A 到着するまで、道のりは順調だった?
1.交通の便は良かった? 最寄り駅はJR石和温泉駅なのだけど、まちがえた方はいない?
2.駅やバス停、近くのお店、ホテルや旅館などで、博物館のポスターや案内を見かけた? お店やホテルの人たち、タクシーの運転手さんは、博物館のことを知っていた? 紹介してくれた? 
3.博物館まで迷わず来られた? 迷ったとしたら、どこで迷ったか教えて。車の方、案内標識や看板はわかりやすい? インターチェンジで迷わなかった?
4.駐車場は使いやすい?(入り口はわかりやすい? スペースは充分? 利用時間はどう? 身障者用駐車場への配慮はある? 車に戻るとき、自分の駐車場所はわかりやすい?)
5.駐車場から館への入り口はわかりやすい? 迷ったりした? それは、なぜ?
6.館(建物)内には入らず、庭の散歩だけを楽しみたい、なんてことができる? トイレの利用だけでも大丈夫? 

B いよいよ館内に。第一印象はどんな感じ?
1.
エントランスの雰囲気はどう? 入ってまず目につく中庭の「石舞台」、どんなことを感じた?
2.受付(総合案内)の対応は良かった? 質問などもしやすい雰囲気? 当日のイベント予定などは、入り口でわかる?
3.入館料や割引制度はわかりやすい? チケットの購入はスムーズだった?
4.忘れないうちに帰りの確認もしなくては。バスや電車の時刻表、タクシーの案内はあった? 案内はわかりやすい?
5.荷物を預けるロッカーはあった? 無料? 使いやすい?
6.雨の日の場合、傘置き場はあった? 館内ですべって歩きにくいところは?
7.
館内に入ってすぐに行きたい場所がわかった? 館内マップや案内パンフレットはわかりやすい? パンフレットは携帯しやすい? 行きたいのにわかりにくい場所や、迷った場所があったとしたら、それはどこ?
8.入場料が必要なところと、そうでないところの区別はすぐわかった?
9.一回館外に出ても、当日なら再入場できる? そのことはすぐわかる?
10.館内のサイン(案内表示)はわかりやすい? 設置場所や高さは適当? デザイン性はいかが? おシャレ?

C 館内は快適?
1.車椅子やベビーカーの貸し出しはあった? 予約はできる? 車椅子やベビーカーを使われた方、動きやすかった? 動きにくい場所があったとしたら、それはどこ?
2.就学前の小さな子どもを連れてきても大丈夫そう? 小さな子が楽しめそうなところやサービスはあった?
3.乳幼児のおむつ替えベッドや授乳室はあった? ちゃんと使えるようになっていた?
4.バリアフリーに配慮しているように感じられた?
5.手話ができるスタッフはいる?
6.視聴覚障害者向けサービス(点字板などによる案内、音声ガイド、字幕付き映像など)は充実していた? 使い勝手はどう? 工夫が必要だと思う点があればどんなところ?
7.障害者用のトイレ(多機能トイレ)はあった?
8.日本語がわからない外国からのお客さんへの配慮はどう? 音声ガイドがあること、知っていた?
9.館内でしていいこと、悪いことが何なのか、禁止事項の表示はわかりやすい?
10.館内に休憩できるスペースはあった? 椅子は充分? 足りないとしたら、どこに置いてほしい? 
11.自由にお弁当を食べるスペースはあった? 雨の日も大丈夫?
12.水飲み場はある? ペットボトル程度の飲み物を買うことはできる? それぞれの場所はわかりやすい?
13.メモをとりたい人のために、筆記用具の貸し出しサービスはある?
14.せっかく博物館に来たのだから何か記念を、と思った場合、館内で写真やビデオ撮影は可能? 撮影に制限があるとしたら、それはわかりやすく表示されていた?
15.トイレをはじめ館内の清掃は行きとどいている?
16.館内にお気に入りや、おすすめのスペースを見つけた? 具体的にどこ? 逆に、館内で「このスペースはもったいない」と思う空間があった? その使い方について良い提案がある?
17.館内の放送アナウンス、音量や内容は適切だった? イベントの告知、閉館時間の案内、迷子の案内などのほかに、必要なアナウンスはある?

D いよいよ展示室。展示は楽しめた? 何かを学ぶことができた?
展示室は「常設展示(鑑賞学習型展示と体験型展示)」と「企画展示」とに分かれています。お好きなところから、スタートしてください。
常設展示 d-Xへ 企画展示 d-Yへ 展示全体 d-Zへ

d-X 常設展示について
1.まず目に入るのは、巨大な山梨の衛星写真(「山梨の舞台」)。どんなふうに楽しんだ? どんなことを感じた? それとも通り過ぎてしまった?

常設のうち、「鑑賞学習型展示」はこちらへ
2.
この館の展示は、テーマ別(17テーマあります)になっているのだけど、特に興味や関心をもったものがあった? それはどのテーマ? そしてなぜ? 感想を聞かせて。 → 個々のテーマについて詳しく書いてくださる方は、次のページにテーマ一覧があります。
3.展示室内のどのテーマから見てもいいのだけど、順路はわかりやすい? わかりにくいとしたらどの点が? どこに何があるか、自分がどこにいるか、わかりやすかった?
4.
ガラス張りの床下展示があることに気がついた? 感想を聞かせて。
5.江戸時代の村や城下町を再現したジオラマ展示(情景模型)はどう? どんなことを感じた? ジオラマの中の人形は、それぞれがいろいろなドラマを演じているらしいのだけど、その魅力が伝わってきた? どんなところが面白い? どうすればもっとその魅力が伝わると思う?
6.ときどき室内が暗くなることに気がついた? 実はその時こそが、この「城下町ジオラマ」の一番の「みもの」だそう。あなたも、その魅力を感じた? 感想を聞かせて。
7.ジオラマの展示台の下にある引き出し型ケース。「学びの引き出し」というのだけれど、開けてみた?
8.展示中の古文書の読み方や、現代語での意味の説明が行われていた?
9.映像展示がたくさんあるけれど、ご覧になった方、感想を教えて? おすすめはある? その理由は?
10.
室内のあちこちにあるタッチパネル式の映像モニターは、試してみた? はまってしまった? 逆に興味がないなら、それはなぜ?
11.「展望展示」というコーナーに行ってみた? 南アルプス方面の甲府盆地を一望できるはずなのだけど、このコーナーどこにあるかわかった?  

付録 個々のテーマ展示について、感想がおありの方は、こちらにお願いします。
1.自然の森の中で
2.甲斐の誕生
3.甲斐の黒駒
4.水に取り組む
5.信仰の足跡
6.甲斐を駆ける武士たち
7.戦国からのメッセージ
8.里にくらす
9.城下町の賑わい
10.山に生きる
11.川を彩る高瀬舟
12.道がつなぐ出会い
13.江戸文化の往来
14.転換期に向き合う
15.変貌する景観
16.巨富を動かす 
17.共生する社会 (地方病とのたたかい/明治40年の大水害/山梨と戦争)

常設のうち、「体験型展示」はこちらへ
12.このコーナーには、実際に資料に触ったり、ゲーム感覚で楽しめる展示(ハンズオン展示)がたくさんあるのだけど、その「体験展示」、実際に体験してみた? ご感想は? 体験しなかったコーナーや、興味がわかなかったコーナーがあったとしたら、それはどれ? そしてなぜ? → 個々のコーナーについて詳しく書いてくださる方は、この下にコーナー一覧があります。
13.
畳の上に上がれるスペース、おじゃましてみた? 居心地はどう? 上がらなかったのなら、それはなぜ?
14.「体験型展示」のスペースは、工事現場ふうのデザイン。「歴史は絶えず作り続けていくものである」ということで、「現場」の臨場感を出しているのだけど、どんな感想をもった?

付録 個々の体験展示について、感想がおありの方は、こちらにお願いします。
1.研究の現場 (顕微鏡があります)
2.記憶の現場 (ゲーム仕立ての展示です)
3.リサイクルの現場 (リサイクルについて説明します)
4.歴史衣装の現場 (昔の衣装を着られます)
5.出会いの現場 (山梨の方言や有名人の説明を聞くことができます。プリクラで写真撮影もできます)
6.重さの現場 (江戸時代の商店で、「マス」や「ハカリ」を使えます)
7.遊びの現場 (昔の子どもの遊び道具を使って遊べます)
8.学びの現場 (寺子屋をイメージしています)
9.保存の現場 (蔵造りを再現しています)
10.なりわいの現場 (昔の人が使っていた農具や生活道具を試せます)
11.旅の現場 (江戸時代の五街道の今の様子が見られます)

d-Y 企画展示について(現在、「祈りのかたち−甲斐の信仰−」を開催中です。)
1.今回の企画展は面白かった? 具体的にどんなところが? 感想を聞かせて。
2.担当学芸員のギャラリートークに参加した方、どうだった? トークを聞くと、展示がさらに楽しめるようになった? 
3.今後、どんな企画展を希望する?

d-Z 展示全体について
1.展示品のキャプションや解説類の文字は読みやすい? わかりやすい? 長さは適当? 漢字のルビはどの程度必要だと思う?
2.歴史を勉強していない子どもたちでも、楽しめる展示だと思う?
3.子ども向けのパンフレットや、展示クイズなどがあった? 子ども向けでも、大人も使ってみたい? 使ってみたい人、スタッフにもらえるかどうか聞いてみた? それで、もらえた?
4.展示理解の手助けとなる解説グッズ類は、充実している? たとえば「旅行の歴史」を知る面白解説冊子『ぶるる』(『るるぶ』ではありません)や、視覚障害者のための「触ることのできるジオラマ人形」といったものもあるのだけど、気がついた? 試してみた方、ご感想を。
5.展示室が暗いのには、ご推察通り、資料の保存上や運営上でいろいろな理由があるみたい。その上で、あなたはどのぐらいの暗さなら我慢できると思う? 今よりもっと明るくしてほしい? それとももっと暗くても我慢できる?
6.懐中電灯やペンライト、虫眼鏡や双眼鏡をもっていたら、展示室内で使ってみたい?
7.視覚障害者用に、音声解説が流れる「音声ジャケット」の貸し出しがあるのだけど、障害のない人でも使ってみたい? 常時使える音声ガイドがあるといいと思う?
8.熱心なあなたは、展示ケースのガラスに頭をぶつけたりした? ぶつけないための工夫や提案がある?
9.展示を見ながら、誰かと何か話したいと思った? どんなこと? 展示室内で、お話ししてもいい雰囲気だった?
10.展示を見終わって、何か調べてみよう、知りたい、勉強しよう、機会があったら関連展を見たいなど、「向学心」がわいた? どんなことを調べたいと思った?
11.リピーターの方、展示室の展示資料は変化していると思う? 何か新しい発見があった?
12.館内の完全攻略本『山梨県立博物館ガイドブック』のサンプルが展示室にあるけど、おすすめコースが掲載されているのに気づいた? このガイドブックはショップで販売されているけど、買って帰りたい?

E 「資料閲覧室」や「地域インデックス」の充実度は?
もっと知識を深めたい方は、「資料閲覧室」へ。

1.資料閲覧室は自由に使える? 書庫にしまわれている本の閲覧請求もできる? コピーも可能?
2.古文書を研究している方、博物館で収蔵している実物の古文書を見たいと思う? 実は手続きをふめば見られるのだけど、その手続き方法はわかりやすい?
3.デジタル・アーカイブの充実度はいかが? 県立博物館の目玉資料の一つ「甲州文庫」の画像が閲覧室のパソコンで閲覧できるって知っていた? 閲覧方法はわかりやすい? 印刷も可能だけど、その料金や手続き方法、制限があればその内容をどう思う?

山梨県をもっと幅広く楽しみたい方は、「地域インデックス」へ。
4.せっかくだから博物館の周辺も楽しみたいあなた、訪ねてみたい面白そうなスポットの情報は入手できた? 入手しやすかった?
5.県内の他の博物館や食事処、宿泊施設、温泉施設や観光の案内など、パンフレット類は充実している?
6.「地域インデックス」のコーナーで発信してほしい地域の情報はある?

F ショップやレストラン、お庭散策も楽しめた? 
1.ショップはどんな感じ? 買ったもの、買いたいものはあった? どのような博物館オリジナルグッズがあれば、買ってみたい? 地方名産などはあった?
2.レストランは入りやすい雰囲気だった? 子ども連れでも大丈夫そう? 席は充分ある?
3.メニューやお味、スタッフの対応も含めてサービスや値段はいかが? また、今後、レストランで出してほしいメニューはある?
4.建物の周囲にある広い庭。紅葉が見ごろの季節だけど、館内からも外の景色は楽しめる? ところで、富士山は見える?
5.外に出て、お庭の散策をしてみた? お気に入りの場所はある?
6.庭園内には県内各市町村のシンボルとなる木が植樹されているのだけれど、身近な木をみつけられた?
7.植物の説明板、開花情報などはある?

G イベントや普及プログラムに興味がある?
1.館で行われているイベントプログラムは、多彩? 参加しやすい? 興味や参加できる時間に応じて選ぶことができる? 参加した方、どんなところが良かった? あるいは良くなかった?
2.イベントに参加したいのにできなかった方、できない理由って何?(日時の問題? 事前インフォメーションの有無? 案内掲示の仕方の問題? ほかにも理由があれば教えて)
3.この館は歴史系の博物館だけれど、それ以外の分野でも、イベントや展示をとおして触れてほしいテーマがある? 山梨をテーマにするもので、何かあったら教えて。
4.学校連携の一環として、たとえば、「かいじあむ紙芝居」などの学習用教材キットの貸し出しや、ワークシートの作成などをしているのだけど、それを利用した人が身近にいれば感想を教えて。 
5.館や他施設とのネットワークづくりは進んでいると思う? お隣の「総合教育センター」との連携はいかが? 他の博物館や資料館、美術館などと共同で行っているイベントもいろいろあるのだけど、参加したことはある? 参加したい?
6.博物館と県内市町村を結ぶため、「歴史ウォークツアー」が行われているのを知っている? ちなみにツアーのときに配るガイドブックは館のショップで販売中。ツアーやガイドブックに興味がある? また、参加したことのある方、ご感想を。 
7.「ハブ博物館機能」、この言葉に心当たりは? この館が担っている役割の一つなのだけど、実際にどんな活動が行われているか知っている? また、どんな活動をしてほしい?

H 館で働く人たちと交流できた?
1.館内スタッフの案内や誘導は上手? 話しかけたり、質問したりしやすい? 逆に、スタッフのほうから話しかけてもらった?
2.説明はわかりやすい? 面白い話を聞くことができた?
3.展示室で学芸員を見かけた? どんな感じ? 館長さんや学芸員さんたちの普段の活動を知っている? 研究分野や活動ぶりなどがわかる?
4.実は県立博物館には「学芸員」の他にも「展示交流員」や「協力員」がいるのだけれど、それぞれの区別はわかった? また、あなたにとってその区別は必要?
5.ちなみに、赤やピンク色の制服着用者が「展示交流員」、着ていないスタッフが「協力員」。「協力員」とは、いわゆる「ボランティア・スタッフ」のことなのだけど、この館に「協力員」という仕組みがあることを知っていた? あなたもなってみたい? どうしたらなれるか知っている? 
6.博物館にかかわるスタッフ全員が楽しく働いているように感じられた?

I 博物館に行く前に、情報は入手できた? 
1.
県立博物館のホームページはどんな感じ?(わかりやすい? デザインは? 情報更新は早い? 必要な情報が過不足なく伝わっている? ちゃんと館の魅力が伝わってきた? スタッフの顔が見えるようなフレンドリーなコーナーや、タイムリーな話題提供もある? リンクは機能している? そのほか、気づいたことを教えて)
2.
ホームページにこんな情報をのせてほしい、これはのせておくべきだ(!)という要望などはある?
3.博物館がメルマガなどを発信していたら読んでみたい?
4.
話題づくりは上手? 「県立博物館に行きたいなー」と思わせてくれるような広報物(テレビ、ラジオ、新聞や雑誌記事、ブログなど)を見たり聞いたりしたことがある?

J 最後に、これもぜひお聞きしたいところ。皆さんはどう思う?
1.
館の愛称は、「かいじあむ」。知っていた? この愛称、使っている? 「かいじあむ」のマークやキャッチコピーはある? あるとしたら、それに親しみを感じる?
2.
きょうの通信簿の結果を、誰に一番見てほしい? その結果は、今後何らかの形で館の改善に反映されると思う? それはなぜ? 特にどのような点を改善してほしい? 
3.入館料(常設、企画展)は適当? 展覧会によって一概にはいえないにせよ、高いと思う? あるいは安いと思う? 
4.休館日は原則として月曜日で妥当だと思う? 休館日を変えるとしたら、何曜日だといい? 夜間開館や、開館時間の延長を希望する? 延長できるとしたら、週に何日、何曜日に、何時から何時までが希望?
5.県博はみんなが親しみやすい、学びやすい、楽しめる博物館だと思う?
6.もう一度、この館に来たい? 今日はワクワクした? それはなぜ?
そしてこのワクワク感を誰かに伝えたい? 今度、来るとしたら誰を連れてきたい? 


お疲れさまでした。まだほかにもいっぱいチェックポイントがあると思います。気になることがあったら、何でも書いてください。

また、この冊子の最後のページで、博物館をよりよい場とするためにつくられた協議会「みんなでつくる博物館協議会」(通称「みんつく」)がまとめた、「博物館の使命」についての提言を紹介しています。お読みいただき、「かいじあむの使命」「館を舞台とした交流や、館の活動への参加の仕方」「活動に関する情報公開」「評価のあり方」といった点にもご意見をお寄せいただけるようでしたら、是非こちらにお書きください。

山梨県立博物館の通信簿作成プロジェクト
−みんなでつくる博物館協議会の活動−

山梨県立博物館では、利用者からの視点をとりいれながら、常に開かれた活動を行う博物館であることを目指しています。そこで、平成15年4月に「みんなでつくる博物館協議会(以下「みんつく」)」という会を立ち上げました。この「みんつく」のメンバーは、県内の教育・経済・観光・文化団体など様々な分野に関わる方々から構成され、利用者の視点からよりよい博物館づくりに向けて議論・提言を行っています。
現在、この「みんつく」では、より充実した利用者サービスを提供していくために、博物館の事業活動を適切に評価するための仕組みづくり(博物館の通信簿)を議論しています。今回の「通信簿ツアー」も“みんつく”での検討結果から実現したものです。
博物館の評価を行うにあたって最も重要なことは、博物館の目標とするところ、つまり「博物館の使命」を明らかにすることです。博物館の全ての活動は、この使命の実現に向けて実施されるからです。「みんつく」では県立博物館の使命について、次の案を検討しているところです。

使命 1
○山梨県立博物館は「山梨の自然と人との関わりの歴史を学ぶこと」を目指します。

山梨県の歴史の特色は豊かで多様な自然に育まれた人々の個性あふれる暮らしの歴史である、とまとめられます。だからこそ「山梨の自然と人との関わりの歴史を学ぶこと」は、現在はもとより未来へ開く扉の鍵を探ることにつながるのです。
山梨県立博物館ではその一例として、本県の特色ある生業や富士山への向き合い方、武田氏の動向等々について総合的に資料の収集・調査・研究を行います。そして、その最新の成果を「山梨県の精神の拠り所」として絶えず利用者の皆様に問いかけ、共に考え続けます。

使命 2
○山梨県立博物館は「交流」のセンターを目指します。

山梨県は、周囲の高い山々によって閉じられた地域という印象を持たれています。ですが、四方を高い山々に囲まれた地域だからこそ、山梨の先人達は昔から活発な「交流」を求めてきました。
こうした歴史にふさわしく、山梨県立博物館では、県内各地の様々な文化施設・史跡・自然はもとより、県内外の多くの皆様と活発に交流を行います。「交流」のセンターとして、当館を起点に県内各地へと多くの人々の誘導を図り、本県の活性化に絶えず努めます。

平成18年度末までに博物館の評価制度の大枠を作り上げ、『年報−博物館の通信簿−』としてまとめることを予定しています。この『年報』に、博物館の使命と目標、そして一年間の博物館利用者数やイベント実施内容などをはじめとした様々な博物館の実績、それに基づく評価などを内容として盛り込み、広く一般に公開します。

   

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