山梨県立博物館 かいじあむ
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インデックス>展示案内>シンボル展とは?>シンボル展「「もう大丈夫!」から30年―地方病の時代をふりかえる―」

展示案内


 
シンボル展「「もう大丈夫!」から30年」

令和8年(2026)は、平成8年(1996)2月19日に地方病(日本住血吸虫症)の流行終息宣言が発出されてから30周年にあたります。
地方病は、寄生虫(日本住血吸虫)を原因とする感染症でしたが、かつては原因不明の病として恐れられてきました。明治37年(1904)に原因が特定され、大正2年(1913)には中間宿主ミヤイリガイが発見されましたが、その流行終息にはなお80年以上の時間を要しました。
本展では、山梨の地方病をめぐる足跡をさまざまな資料からご紹介し、その経験の価値や意義に触れていただく機会としてまいります。

 
 
■期間
 令和8年5月23日(土曜)〜6月29日(月曜)
 (休館日 毎週火曜日

■時間

 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

■観覧料
 常設展観覧料(一般520円、大学生220円 詳しくは利用案内へ)

 
会場入口付近
 
■各章の構成と資料
展示資料リスト(PDF)

1 地方病と山梨

1 地方病と山梨の展示風景
山梨における地方病は、いつから流行していたかはわかっていませんが、古くから多くの人を苦しめてきたことが記録に残されています。また、山梨の流行地域は国内最大規模であり、その終息に向けた闘いは明治から対策が始められましたが、大正・昭和を経て平成にいたるまで百年にもわたるものとなりました。

【おもな資料】「もう大丈夫!」地方病流行終息宣言広報ポスター、翻訳断毒論、啓発冊子「俺は地方病博士だ」

 

2 地方病に向き合う

日本住血吸虫(展示室では顕微鏡でご覧になれます)
近代医学と研究者らの尽力により、明治から大正にかけて地方病の原因である日本住血吸虫やその中間宿主・ミヤイリガイが発見されるなど、この謎の病の実態について解明が進み、治療や対策に関するさまざまな知見が明らかになっていきました。このような調査や研究の成果の一端を、さまざまな資料からご紹介いたします。

【おもな資料】水腫脹満妙薬通養散ちらし、駆虫薬スチブナール、半纏(四〇六医学研究所医薬補給部)(昭和町風土伝承館 杉浦醫院蔵)

 

3 地方病に挑んだ人々

広島県で実施された牛を用いた感染経路調査(『藤浪先生遺影』より※カラー化加工)
地方病との闘いの歴史には、さまざまな人々の物語が刻まれています。地方病の原因がわからなかった時代には、その治療に奔走した医師がおり、その究明のために献体を申し出る患者もいました。地域のなかに刻まれている、地方病に挑んだ人々のさまざまな足跡をぜひたどってみてください。

【おもな資料】死体解剖御願(寄託資料)、宮入慶之助原稿「フリードリヒ・レョフレル先生」(宮入慶之助記念館蔵)、「地方病に挑む会」関係資料

 

4 山梨以外の地方病

宮入先生学勲碑(佐賀県鳥栖市)
国内での地方病の最大の流行地は甲府盆地でした。その他、九州北部の筑後川流域、中国地方の片山地域などが大きな流行地で、関東地方の利根川水系の一部、静岡県東部にも流行地がありました。現在、国内に流行地はありませんが、海外では住血吸虫による疾病に苦しむ人々が多くいます。

【おもな資料】片山記(写し)、各県の地方病関係資料、海外の地方病啓発ポスター

 

5『絵で見る和子さんの地方病』

5『絵で見る和子さんの地方病』の展示風景
地方病医療に尽力した杉浦健造・三郎医師をご紹介している昭和町風土伝承館 杉浦醫院では、物語絵本『絵で見る和子さんの地方病』を刊行しています。一人の女性の生涯を通じて見た、地域と人々にとっての地方病の物語をぜひご鑑賞ください。

【おもな資料】物語絵本『絵で見る和子さんの地方病』、物語絵本『絵で見る和子さんの地方病』原画

 

展示資料リスト(PDF)
 
■関連イベント
5月23日のギャラリートークの状況

講演会「ちょっと詳しいシンボル展「もう大丈夫!」から30年」
 日時:令和8年5月31日(日曜) 13時30分〜15時 ※終了しました。
 会場:生涯学習室
 講師:小畑茂雄(当館学芸課長)
 ※聴講無料、事前申し込み不要

講演会「地方病に挑んだ人々」
 日時:令和8年6月21日(日曜) 13時30分〜15時
 会場:生涯学習室
 講師:倉持利明氏(目黒寄生虫館 館長)
 ※聴講無料、事前申し込み不要

講演会「伝えていきたい地方病−絵で見る『和子さんの地方病』(物語絵本)を通して−
 日時:令和8年6月28日(日曜) 13時30分〜15時
 会場:生涯学習室
 講師:出井寛氏(昭和町風土伝承館 杉浦醫院 館長)
 ※聴講無料、事前申し込み不要

・オリジナル紙芝居「どうする?どうした?地方病とのたたかい」
 日時:令和8年6月27日(土曜) 11時から30分程度
 会場:かいじあむ寺子屋(常設展示室内)
 ※事前申し込み不要、常設展観覧券が必要です。

・ギャラリートーク
 日時:令和8年5月23日(土曜)、6月6日(土曜)、6月27日(土曜)
 いずれも15時から30分程度
 会場:企画展示室
 ※事前申し込み不要、常設展観覧券が必要です。

 
■リーフレット
シンボル展「もう大丈夫!」から30年―地方病の時代をふりかえる―リーフレット
A4版 4ページ(A3版両面印刷2つ折り)
展示室入口で無料配付しております。
 
■ミュージアムショップ・資料閲覧室関連書籍コーナーも充実!
ミュージアムショップの風景
 
 


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