 |
多くの惨禍を招いた戦争の終結から、今年80年目を迎えます。その戦時下において、山梨で最大の被害を出したのが、昭和20年(1945)7月6日深夜から翌日未明にかけてのできごとである甲府空襲です。本展では同空襲に関するさまざまな資料をご紹介しながら、当時の山梨の人々は、戦争や空襲とどのように向き合い、考えていたかについて、多くの方々に思いをめぐらせていただく機会といたします。 |
|
|
|
|
■期間
令和7年5月24日(土曜)〜6月30日(月曜) ※終了しました。
(休館日 毎週火曜日)
■時間
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
■観覧料
常設展観覧料(一般520円、大学生220円 詳しくは利用案内へ)
|
|
|
 |
空襲後の甲府の市街地(写真提供 甲府市教育委員会) |
|
■各章の展示資料(PDF版展示資料リスト) |
第1章 地域と軍隊 |
甲府に駐屯していた歩兵第四十九連隊(通称甲府連隊)など、戦前の山梨の人々と地域のなかにあった軍隊や戦争について紹介します。 |
 |
【展示資料】戊辰戦争の砲弾、日清戦争の絵、日露戦争実況画報 第2号、日露戦争中御代咲村外一村組合勤倹規約、日清日露戦役戦病者氏名、戦没者への村長弔辞、日露戦争戦死者への弔辞、甲府連隊長転任記念アルバム、甲府連隊鬼瓦、歩兵第四十九聯隊全景写真、第一師団歩兵第一連隊兵営真景図、歩兵第四十九連隊歓迎に関する相談会通知、歩兵第四十九連隊等の歓迎会案内状、防空に関する県民の心得、私の家の平面図と防空計画 |
|
第2章 本土空襲と山梨 |
昭和19年(1944)後半から日本本土は激しい空襲にさらされました。昭和20年(1945)7月6日の深夜には県都・甲府も空襲を受け、多数の焼夷弾によって千名以上の死傷者を出しています。 |
 |
【展示資料】M69焼夷弾、E46集束焼夷弾弾頭、戦災廃棄物、被熱した金属、米機の撒いた宣伝ビラ、警戒警報空襲警報発令下当番日記、団務記録簿、警防団のビューグル、灯火管制用電灯カバー、空襲後の被害状況綴 |
|
第3章 山梨の人々の戦争体験 |
空襲による民間人の被害のほか、県内から戦地へ出征した人々も様々な体験をしています。80年の時をこえてのこされた、さまざまな体験を物語る資料と証言を、現在のみなさんはどのように受け止めますか。 |
 |
【展示資料】寄せ書き日章旗、軍服(陸軍砲兵正装)、小医療箱 甲、軍服(海軍水兵襟)、緬甸風俗誌、戦地からの軍事郵便 |
PDF版展示資料リストはこちら |
|
■関連イベント |
|
・かいじあむ講座
いずれも会場は生涯学習室。参加無料、事前申し込み不要(会場の受付は13時から)。
【1】山梨県内の戦争遺跡
日時:令和7年6月1日(日曜)13時30分〜15時 ※終了しました。
講師:石神孝子(当館企画交流課長)
【2】警防団資料からみる甲府空襲
日時:令和7年6月15日(日曜)13時30分〜15時 ※終了しました。
講師:小畑茂雄(当館学芸員)
【3】塩部遺跡(甲府工業高校)で出土した焼夷弾から考えたこと
日時:令和7年6月29日(日曜)13時30分〜15時 ※終了しました。
講師:村石眞澄氏(富士河口湖町史編纂室長) |
|
・ギャラリートーク
常設展観覧券をお求めのうえ、シンボル展入口にお集まりください。
日時:令和7年5月24日(土曜)、6月14日(土曜)、6月30日(月曜)15時〜(30分程度) ※終了しました。
|
|
|
■展示室のようす |
 |
焼け野原となった甲府市街地の古写真グラフィックと焼夷弾 |
|
 |
M69焼夷弾 山梨県立考古博物館蔵 |
|
 |
甲府の状況を「火の海」と記す空襲当夜の警防団当番日記 当館蔵 |
|
 |
甲府空襲焼失範囲地図(床面グラフィック) |
|
 |
E46集束焼夷弾弾頭 山梨県立考古博物館蔵 |
|
|
|
■リーフレット |
 |
A4版 4ページ(A3版両面印刷2つ折り)
※ひきつづき地域インデックスで配付しております。 |
|