山梨県立博物館 かいじあむ
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インデックス>展示案内>シンボル展とは?>シンボル展・国名勝指定100周年記念「甲州の匠の源流 御嶽昇仙峡」

展示案内


 
シンボル展・国名勝指定100周年記念「甲州の匠の源流 御嶽昇仙峡」

令和2年(2020)に日本遺産に認定され、ことし名勝指定100周年(特別名勝指定70周年)を迎える御嶽昇仙峡は、仙娥滝や覚円峰に代表される、自然の造形美をみることができる、山梨を代表する景勝です。すぐれた景観の地であるだけでなく、その最奥に位置する金峰山に対する山岳信仰や、かつてはわが国有数の産出量を誇った水晶とその研磨産業など、歴史・文化に関わる遺産も豊富であり、現在の甲府盆地の人々の命とくらしを支える豊かで清らかな水がめでもあります。御嶽昇仙峡をめぐるさまざまな歴史資料や美術作品を通じて、御嶽昇仙峡と地域の人々が守り、育んできた景観と、その文化の足跡についてゆっくりお楽しみください。

 
 
■期間
 令和5年5月27日(土曜)〜6月26日(月曜) ※終了しました
 (休館日 毎週火曜日

■時間

 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

■観覧料
 常設展観覧料(一般520円、大学生220円 詳しくは利用案内へ)

 
■主な資料と展示構成
 展示資料リスト(約0.8MB PDFファイル)
 
・第1章 御嶽昇仙峡の景観と自然
全国でも有数の渓谷美を誇る御嶽昇仙峡とはどんなところなのでしょう。多くの人々が目指したその景観と自然の姿を、訪れた人々が残したさまざまな記録をはじめ、多彩な観光パンフレットなどからみていきましょう。さらに、御嶽昇仙峡の自然の恵みのひとつである水晶と、匠のわざによって生み出された水晶工芸品についてもご紹介します。
 
「御嶽昇仙峡」絵葉書 「御嶽昇仙峡」絵葉書
大正時代〜昭和初期
当館蔵
御嶽昇仙峡の名所の写真を図案とした葉書。左の写真は仙娥滝。その他、長潭橋、人面石、富士石、天鼓林、彌三郎岳、雪虹滝、石門、覚円峰、金櫻神社、猿渡の滝、大滝などのシリーズからなる。
御嶽昇仙峡(金子常光鳥瞰図)
  御嶽昇仙峡(金子常光鳥瞰図)
昭和2年(1927)
当館蔵(甲州文庫)・個人蔵
鳥瞰図を数多く手掛ける金子常光による作画で制作された観光パンフレット。
水晶眼鏡 水晶眼鏡
明治13年(1880)
当館蔵(甲州文庫)
山梨産水晶を用いてレンズが作られたメガネ。木箱には「甲斐国水晶眼鏡 明治十三年九月」と記され、「甲州文庫」の印が押されている。
 
・第2章 御嶽昇仙峡をめぐる信仰と文化
古くから多くの人々を惹きつけてきた御嶽昇仙峡。その根底となったのは、人々の山岳に対する信仰心でした。御嶽昇仙峡からさらに奥に聳える金峰山は、修験道の本尊である蔵王権現が祭られている山とされ、修験者らの修行の場となり、後には多くの人々が訪れる山となりました。人々の憧れと敬意を集めた山々の姿は、さまざまな絵師によって、多くの作品として残されています。
 
御嶽昇仙峡絵巻(三枝雲岱筆) 御嶽昇仙峡絵巻(三枝雲岱筆)
弘化4年(1847)
当館蔵

三枝雲岱の作品で、金櫻神社の境内から始まり、平瀬、千塚、塩部を経て甲府城までの盆地北部を俯瞰し、今は失われてしまった寺社が多く描き込まれている。富士山の眺望も所々に描かれる。
甲斐御嶽御坂図(竹邨三陽筆) 甲斐御嶽御坂図(竹邨三陽筆)
嘉永5年(1852)
当館蔵
御嶽新道(御嶽昇仙峡)の渓谷風景2幅と、御坂峠から富士と河口湖を望む景観1幅の3幅対。甲府横近習町の南画家で竹邨三陽による作品。
 
・第3章 御嶽昇仙峡と人々
簡単な道のりではなかった御嶽昇仙峡へのアクセスは、19世紀に長田円右衛門らが開いた御嶽新道によって大きく改善しました。また、御嶽昇仙峡を訪れた人々がその優れた景観を記録し、その評判を伝えたことによって、観光地としての御嶽昇仙峡はさらに広く知られていきました。御嶽昇仙峡をめぐる人々の足跡をたどりながら、人々の記憶に残る景勝へと成長していったそのあゆみについてご紹介します。
   
仙嶽闢路図 仙嶽闢路図
安政元年(1854)12月
当館蔵

江戸時代の御嶽昇仙峡の景観を描いた絵画と詩文を収録したもの。
甲陽御嶽新道之図 甲陽御嶽新道之図
年代不詳
当館蔵

御嶽新道から金峰山に至るまでの数々の名所を描いたもの。右下には御嶽新道を開鑿した長田円右衛門の蔵板であることが明記されている。
摂政宮殿下御入峡記 坤
  摂政宮殿下御入峡記 坤
大正11年(1922)
当館蔵

摂政宮(のちの昭和天皇)の御嶽昇仙峡行啓関係の新聞記事スクラップ。摂政宮は、「予は九州大演習の際耶馬渓を見たるがこの昇仙峡の勝地には遠く及ばない。耶馬渓以上である。記者団に斯く伝えよ」と述べたとし、「耶馬渓以上の絶勝と殿下の御言葉」との見出しが躍ることとなった。
 
 展示資料リスト(約0.8MB PDFファイル)
 
■関連イベント
 
・民俗芸能ライブ「黒平の能三番」
 日時:令和5年6月10日(土曜) 13時30分から  会場:ロビー
 定員:先着順となります  参加費:無料
 
・記念講演会 「御嶽昇仙峡と水晶」
 日時:令和5年6月17日(土曜) 13時30分から15時  会場:生涯学習室
 講師:金井拓人氏(帝京大学文化財研究所講師)  定員:先着順となります  参加費:無料
 
・かいじあむ講座1 「御嶽昇仙峡地域の民俗芸能」
 日時:令和5年6月18日(日曜) 13時30分から15時まで  会場:生涯学習室
 講師:丸尾依子(当館学芸員)  定員:先着順となります  参加費:無料
 
・かいじあむ講座2 「御嶽昇仙峡ゆかりの美術」
 日時:令和5年6月25日(日曜) 13時30分から15時まで  会場:生涯学習室
 講師:近藤暁子(当館学芸課長)  定員:先着順となります  参加費:無料
 
・ギャラリートーク
 日時:令和5年5月27日(土曜)、6月4日(日曜)※終了しました。
    6月24日(土曜)15時から(約30分)
 会場:シンボル展会場(常設展観覧券をおもとめください。)
 
・かいじあむ寺子屋ひろば
内容については、こちらをご確認ください。
 
 
■リーフレット
シンボル展 甲州の匠の源流 御嶽昇仙峡リーフレットについて
無料配付しております。
数に限りがございますので、お早目のご来館をお願いいたします。
A4版 4ページ(A3版両面印刷2つ折り)


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