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インデックス>富士山>歌川広重 冨士三十六景

富士山


博物館資料のなかの『富士山』

歌川広重 冨士三十六景

20:相模江之島入口(さがみえのしまいりぐち)

相模江之島入口
江の島の入り口にある青銅製の鳥居をくぐり、揃いの着物を着た三人が、参道を上り始めたところである。江島神社の弁財天は芸能の神様でもあるので、歌舞音曲の上達を祈るための参詣かもしれない。鳥居の内側に堂々たる富士の姿があるが、本来は富士の位置はかなり左になり、本図のように見えることはない。広重はこの作品を描く7年前に神奈川方面を旅し、『武相名所旅絵日記』も遺しているが、実景どおりではなく、江の島の風景に欠かせない鳥居と富士を合わせて描いたのである。

※江の島(神奈川県藤沢市)
…江の島は相模湾の海上にある陸繋島で、七里ヶ浜とともに景勝地として有名であった。島内に鎮座する江島神社は寿永元年(1182)、文覚が弁財天を祀り、源頼朝の信仰を受けた。本宮(御窟)、上之宮(中津宮)、下之宮(辺津宮)の三宮からなり、岩本院、上之坊、下之坊が別当を勤めていた。本図には、参道入口にある文政4年(1821)建立の青銅の鳥居が大きく描かれている。対岸には片瀬川の河口付近が見える。

 

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