企画展「水の国やまなし―信玄堤と甲斐の人々―」: 山梨県立博物館 -Yamanashi Prefectural Museum-
山梨県立博物館 かいじあむ
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インデックス>展示案内>水の国やまなし―信玄堤と甲斐の人々―

展示案内
 

おいしい水のヒストリー

時を超え、クニを越えて伝わった 千年にわたる やまなし水ヒストリー
はるか昔は湖だったという伝説が語り継がれた甲斐国。現在も豊かな水資源は山梨の宝です。歴史・美術・考古・民俗の分野にわたる水の「遺産」を一挙公開!信玄堤をはじめとする治水・利水の広がりとともに、水に取り組む人々のきずなや祈りのルーツを探ります。
概要     展示内容     関連イベント

■期間
平成25年3月30日(土)〜5月27日(月)

■時間
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日
毎週火曜日。ただし、4月30日(火)は開館します。

■観覧料

 
通常料金
団体割引料金(20名以上)
宿泊者割引
常設・企画展
共通券
一般
500円
400円
800円
高校・大学生
250円
200円
360円
小・中学生
130
100円
180円

※次の方は特別展の観覧料が免除となります。
・山梨県内ご在住の65歳以上の方
・土曜日における小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒
・障害者の方(およびその介護をされる方)
※宿泊者割引は、県内のホテルや旅館等に当日か前日に宿泊される方を対象とした割引料金です。
※無料、 割引料金の対象となる方はそれぞれ証明できるものをご提示ください。
定期観覧券(年間パスポート)もどうぞご利用ください。

■主催山梨県立博物館
■協力: テレビ山梨
■後援: 朝日新聞甲府総局、NHK甲府放送局、エフエム甲府、エフエム富士、産経新聞甲府支局、テレビ朝日甲府支局、、日本ネットワークサービス、毎日新聞甲府支局、山梨新報社、株式会社山梨中央銀行、山梨日日新聞社・山梨放送、読売新聞甲府支局、甲斐市教育委員会、中央市教育委員会、韮崎市教育委員会、南アルプス市教育委員会、市川三郷町教育委員会、昭和町教育委員会、身延町教育委員会


■展示内容
T 水の国の姿

かつて甲府盆地は湖だった!?甲斐国誕生にまつわる湖水伝説や、江戸時代の人々を魅了した甲斐国の水辺の風景を紹介します。

明王形立像
鎌倉時代 苗敷山穂見神社
苗敷山に祀られた湖水伝説ゆかりの仏像。今回、初公開です。約140年ぶりに虚空蔵菩薩像坐像と再会を果たします。
明王形立像
虚空蔵菩薩坐像
鎌倉時代 法善寺蔵
もと苗敷山に祀られていた湖水伝説ゆかりの仏像。明治時代に山を下り、法善寺に祀られたと伝わっています。
虚空蔵菩薩坐像
冨嶽三十六景 甲州石班澤 展示期間限定
江戸時代 当館蔵
江戸時代を代表する浮世絵師葛飾北斎が描いた富士図の連作。鰍沢(富士川町)付近の富士川の激流から望む富士山が描かれています。
冨嶽三十六景
冨嶽三十六景 甲州三坂水面 展示期間限定
江戸時代 当館蔵
江戸時代を代表する浮世絵師葛飾北斎が描いた富士図の連作。御坂峠(笛吹市・富士河口湖町)から眺めた夏山の富士と河口湖(富士河口湖町)に映った冬山の逆さ富士が印象的です。
冨嶽三十六景
冨士三十六景 甲斐犬目峠 展示期間限定
江戸時代 当館蔵
江戸時代を代表する浮世絵師歌川広重が描いた富士図の連作。甲州道中の犬目峠(上野原市)から望む富士山が描かれています。麓には、近くにない桂川の流れが!?水辺の風景が甲斐のシンボルだったのでしょうね。
冨士三十六景
U 治水の要 信玄堤
戦国時代に造られ、甲府盆地を水害から守った信玄堤。甲斐国で育まれた治水技術は全国各地の河川に用いられました。この一方、遠くの地方から治水工事のため甲斐国を訪れた人々とは?知られざる治水のヒストリーを紹介します。
信玄堤絵図
信玄堤絵図
江戸時代 当館蔵
江戸時代はじめ頃の信玄堤の姿。絵図に見える戦国時代の名残りはどこでしょうか?絵図の中で信玄堤を探検してください。
信玄堤の風景
武田家朱印状 山梨県指定文化財
戦国時代 保坂家文書
武田信玄が竜王(甲斐市)の堤防付近に住む人々を募集した古文書。「竜王」の地名が見える、最古期の古文書です。
武田家朱印状
旧竜王河原宿石橋 甲斐市指定文化財
戦国時代 個人蔵
甲斐市竜王地区の前身である竜王河原宿が建設された頃に架けられた石橋の部材です。
石橋
塩川下河原堤防遺跡出土 枠類
江戸〜明治時代 韮崎市蔵
古い堤防の遺跡から発掘された護岸用の造り物です。堤防の前に置き、木の枠の中に石を詰めて使いました。
枠類
V 大地を潤す水の恵み
江戸時代、水不足に苦しんだ山麓の村にも用水路が引かれ、田圃が広がりました。また甲斐国出身と伝わる永田茂衛門が常陸国(茨城県)の用水路造りに活躍した様子を紹介します。
窪田幸左衛門像 部分
江戸時代 個人蔵
茅ヶ岳山麓(北杜市・韮崎市)を灌漑する浅尾・穂坂堰の管理を行うとともに、測量技術に秀で各地の用水路や道路建設を依頼された窪田幸左衛門の肖像です。
窪田幸左衛門像
永田家水積役心得
江戸時代 個人蔵
甲斐国黒川金山(甲州市)の出身と伝わり、常陸国(茨城県)の辰ノ口江堰ほかを開削した永田茂衛門。その子孫は水戸藩から水積(みずもり)役を任され用水路を管理してきました。永田家に伝来した用水路の構造・資材や技術を解説した書物です。
永田家水積役心得
W 水が生み出す甲斐の生業
富士川の水運や鮎漁・紙漉など、水を利用した様々な生業が山梨で観られた様子を紹介します。

瑞泉寺縁起
江戸時代 京都 瑞泉寺蔵
江戸時代の京都の豪商角倉了以は、ベトナムとの海外交易に携わる一方、大堰(おおい)川・高瀬川(京都府)の開削を手がけ物流の発展に貢献しました。甲斐国でも富士川の開削を行い、その後、富士川水運が甲斐国の大動脈となりました。了以ゆかりの高瀬川のほとりに立つ瑞泉寺の縁起には、了以による河川開削の様子が描かれています。

瑞泉寺縁起

甲州道中身延詣図巻
江戸時代 当館蔵
江戸(東京)から甲州道中を通り、身延山久遠寺に参詣する道中の風景を描いた絵巻。鰍沢(富士川町)から先の富士川の様子も描かれています。

甲州道中身延詣図巻

高瀬舟模型
身延町教育委員会蔵
かつて富士川水運の花形として行き交った高瀬舟の様子を再現した模型です。

高瀬舟
X 受け継がれる水への祈り
山梨に今も息づく水への祈り。そのルーツを探して、古代・中世の水にまつわる信仰の足跡をたどります。
上土遺跡(立石地区)出土
木製品

古代・中世
静岡県埋蔵文化財センター蔵
上土遺跡(静岡市)からは、古代〜中世の祭祀に用いた人形(ひとがた)・陽物形や、棒状になった木製品が出土しました。これらには、山梨県内の遺跡から発見された木製品との共通点が!?奈良の都の平城京から出土した木製品と合わせて、展示室でお探しください。

人形
陽物形
御幸祭絵図
江戸時代 個人蔵
甲斐国一・二・三宮の御輿が信玄堤傍らの三社明神へとお渡りする御幸祭は、甲府盆地をあげて治水を祈る祭礼です。「公祭」として公費から費用を支出して盛大に行われた、江戸時代の御幸祭の様子をお楽しみください。
御幸祭絵図
三社明神旗 甲斐市指定文化財
江戸時代 個人蔵
江戸時代、竜王(甲斐市)の旧家が御幸祭の際に掲げた幟(のぼり)です。
三社明神旗
九頭竜神祠
南アルプス市上高砂区制作
信玄堤の対岸にある上高砂区で祀られている九頭竜神の祠。九頭竜神は水神で、江戸時代の終わり頃、東海地方を流れる天竜川や大井川から伝わったといわれています。
九頭竜神祠
■関連イベント情報
「水の国やまなし」シンポジウム

山梨の治水・利水を、堤防の技術、用水路と田地の開発、水にまつわる信仰のルーツという視点から紹介します。
■日時 平成25年5月11日(土曜) 13:00〜17:00
■場所 山梨県総合教育センター大研修室(博物館となり)
■基調講演 
「景観と治水・利水(灌漑施設)」  服部英雄氏(九州大学大学院教授)
■報告
@「水の国やまなしを支えた堤防技術の変遷」 斎藤秀樹氏(南アルプス市教育委員会)
A「甲府盆地の開発と用水路」 西川広平(当館学芸員)
B「遺跡にみる水の信仰」 畑大介氏(帝京大学文化財研究所)
■パネルディスカッション  司会 中山誠二(当館学芸課長)
※無料、申込不要

かいじあむ古文書講座「水に関する古文書を読む1、2」
■日時 平成25年4月27日(土曜)、同5月25日(土曜) 13:30〜15:00
■場所 生涯学習室
■講師 西川広平(当館学芸員)
※無料、事前申込が必要です
かいじあむ子ども工房「蛇籠づくりに挑戦!」
中国大陸から伝わったといわれ、かつて各地の治水工事で盛んに用いられた蛇籠(じゃかご)を、みんなで作って展示しよう!
■日時 平成25年4月13日(土曜) 13:00〜15:30
■場所 企画展示室、体験学習室 他
■講師 南アルプス市上高砂区の皆さん
※企画展観覧券、事前申込が必要です
伝統の技 蛇籠
かいじあむ子ども工房「むかしのテトラポット〈聖牛〉を作ろう」

堤防を守る聖牛(ひじりうし・せいぎゅう)のミニチュアを作って遊ぼう!
■日時 平成25年4月28日(日曜)、同5月26日(日曜)
@10:00〜 A11:00〜 B13:00〜 C14:00〜 (各回50分程度) 
■場所 体験学習室
■対象 小学生以上
※無料、当日受付(各回先着20名、事前申込不要)

学芸員によるギャラリー・トーク

担当学芸員が展示の見どころをわかりやすく解説します。
■日時 平成25年3月30日(土曜)、31日(日曜)、4月13日(土曜)、27日(土曜)、5月4日(土曜)、 25日(土曜)
15:00から1時間程度(4月13日は15:30から開始します)
■場所 企画展示室前ロビー集合
※企画展観覧券が必要です 申込不要
※上記以外の日には展示交流員によるガイドツアーがございます
15:00から30分程度



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