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>展示案内>金GOLD 黄金の国ジパングと甲斐金山展

展示案内

■ 企画展「金GOLD 黄金の国ジパングと甲斐金山展」
金GOLD黄金の国ジパングと甲斐金山展
 

 金GOLDは、いつまでも美しく、輝きのある色彩とともに、やわらかで加工しやすく、腐食しにくい特性を持ち、貴重な金属として古くから多くの人々を魅了してきました。特に、マルコポーロの『東方見聞録』で「ジパング」と呼んだ黄金の国は、コロンブスをはじめ多くのヨーロッパ人にアジアへの夢をかきたてました。
 日本は古来、金の産出国として知られ、古墳の副葬品、仏像や仏具、中尊寺金色堂や金閣寺などの建築、蒔絵や絵画などの美術品、大判・小判などに利用され、黄金の文化が花開いていました。
 その中で甲斐の国は、戦国時代に武田氏などによって金山が積極的に開発され、甲州独自の通貨「甲州金」が創られ、その鉱山技術は佐渡金山など全国に広がりました。
 本展では、金の性質や産地、歴史などに光をあて、あわせて甲斐金山についても紹介いたします。様々な形に姿を変えて人々の生活や文化的営みを支える金の魅力と、金を掘り出し、独自の方法で利用してきた甲斐の人々の技術や文化に触れてみてください。

■期間
 平成21年4月25日(土曜)〜6月15日(月曜)

■時間
 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
 
4月25日のみ、午前11時からの一般公開となります。

■休館日
 5月7日(木曜)、12日、19日、26日、6月2日、9日(いずれも火曜日)

■観覧料

 
通常料金
団体割引料金(20名以上)、宿泊者割引
常設+特別
共通券
一般
1,000円
840円
1,240円
高校・大学生
500円
420円
580円
小・中学生
260円
210円
290円

※次の方は特別展の観覧料が免除となります。
  ・県内在住の65歳以上の方
  ・土曜日における小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒
  ・障害者基本法第2条に規定する障害者の方
※宿泊者割引は、県内のホテルや旅館等に当日か前日に宿泊される方を対象とした割引料金です。
※無料、 割引料金の対象となる方はそれぞれ証明できるものをご提示ください。
定期観覧券(年間パスポート)もどうぞご利用ください。

■主催山梨県立博物館、毎日新聞社、NHK甲府放送局、NHKプロモーション
■後援文部科学省、朝日新聞甲府総局、エフエム甲府、エフエム富士、甲州市、甲州市教育委員会、産経新聞甲府支局、テレビ朝日甲府支局、テレビ山梨、日本ネットワークサービス、笛吹農業協同組合、身延町教育委員会、山梨県水晶宝飾連合会、山梨新報社、山梨中央銀行、山梨日日新聞社・山梨放送、読売新聞甲府支局
■協賛あいおい損害保険、SGC信州ゴールデンキャッスル、DOWAホールディングス、日本写真印刷
■協力弥永北海道博物館、ユミカツラインターナショナル
■学術協力国立科学博物館、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館


■展示内容と主な資料
展示資料リストはこちらをご覧ください。
(1)金の科学
  金の重さや加工のしやすさ、金の色など、科学的な視点から「金」を紹介します。実際に金塊に触ってみたり、金とほかの金属との重さの違いを実際に持ち上げて体験することができます。
   
(2)現代の金利用
  現在、私たちはどのようなところで金を利用しているのでしょうか。金貨や宝飾品だけでなく、様々な場面で利用されている「金」をご覧ください。
黄金のウェディングドレス黄金の打掛
左:黄金のウエディングドレス
右:黄金の打掛
ユミカツラインターナショナル蔵
金糸を手織りで織り上げた佐賀錦のウエディングドレスと打掛。ドレスは佐賀錦25メートルを使用しています。
四神壺

四神壺 鹿島一谷
SGC信州ゴールデンキャッスル蔵
彫金分野での人間国宝、鹿島一谷氏の作品。純金で鍛造した壺に青龍・白虎・朱雀・玄武の四神が彫金されています。

截金彩色まり盒子「陽光」
截金彩色まり盒子「陽光」 江里佐代子
平安仏所蔵
截金とは、金箔等を線状、または丸・三角・四角に切り、文様を描き出す手法。 人間国宝江里氏による作品。
   
   
(3)金の自然史
  国内外で産出される自然の金塊や砂金、金鉱石など、自然が生み出した金の姿を紹介します。
兵庫県中瀬金山の自然金
兵庫県中瀬金山の自然金
日本精鉱蔵
中瀬金山では、世界にも誇れる自然金の結晶を産出しています。
ニューモント・ノルマンディーナゲット
ニューモント・ノルマンディーナゲット
オーストラリア ニューモント社蔵
現存する自然金塊としては世界第2位となる約25kgの金塊。オーストラリアは、現在世界でも有数の金産出国です。
アメリカ カリフォルニア産の自然金

アメリカ カリフォルニア産の自然金
フォッサマグナミュージアム蔵
アメリカは、南アフリカに次ぐ世界第2位の金産出量を誇ります(2006年)。

   
 
(4)金利用の歴史
  金印、古墳の副葬品、仏像・仏具、建築物、工芸品、貨幣など、様々な用途に利用されてきた金の歴史を紹介します。
金銅製棘葉形杏葉
金銅製棘葉形杏葉
国宝 国(文化庁)保管 
古墳に埋葬される人とともに納められた金製品は、埋葬された人の権力の象徴でありました。
※写真提供:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
金製阿弥陀如来坐像
金製阿弥陀如来坐像
重要文化財 大峯山寺蔵
仏像や仏具を金色にするのは、仏のもつ特徴のひとつ「金色相」によるもので、仏教の教えにもとづくものでした。
※写真提供:奈良県立橿原考古学研究附属博物館
紺紙金字一切経
紺紙金字一切経
国宝 中尊寺蔵
奥州平泉の黄金文化をものがたる資料のひとつです。
黄金の茶室 復元
黄金の茶室 復元
SGC信州ゴールデンキャッスル蔵
豊臣秀吉の命で作られた黄金の茶室。信長・秀吉の時代には、権力の象徴として城郭などが金で装飾されるようになります。
天正長大判
天正長大判
日本銀行金融研究所貨幣博物館蔵
戦国時代になると、それまで主流であった銭(銅貨)に加えて金の貨幣の利用が本格化します。
秋景蒔絵硯箱
秋景蒔絵硯箱
東京国立博物館蔵
江戸時代には、金の持つ特性を利用して様々な美術・工芸品に金が利用されました。
   
 
(5)甲斐金山
  戦国時代に武田氏などによって開発され、当時有数の金の産地となった甲斐金山と、独自の貨幣として作られた甲州金について紹介します。
甲州金(古甲金)
甲州金(古甲金)
日本銀行金融研究所貨幣博物館蔵 
甲斐国内だけで流通していた貨幣で、主に元禄年間以前に作られていたもの。甲州金は、日本ではじめて制度化された計数貨幣で、その制度は江戸時代の貨幣制度につながるといわれます。
湯之奥金山遺跡 挽き臼
湯之奥金山遺跡 挽き臼
甲斐黄金村・湯之奥金山博物館蔵 
鉱石の「粉成し」に用いられた石臼。「湯之奥型」と呼ばれる独自の形状で、他に十島金山(南部町)や土肥金山(静岡県)でも見られます。
武田家朱印状

武田家朱印状
個人蔵 
金山から金が出なくなったことを記す古文書。黒川金山に関するものと考えられます。

   
  このほか、約250件の展示を予定しています。
 

■関連イベント 
「金・銀・銅」サミットin甲州

甲斐金山をはじめ、日本を代表する鉱山遺跡である佐渡金山、石見銀山、別子銅山の専門家を講師にお迎えし、黒川金山のふもと甲州市で、日本と甲州の「金」について考えます。

■日時 平成21年5月16日(土曜) 終了しました。
  午前10時から午後4時30分まで
■場所 甲州市民文化会館 大ホール
  (所在地:甲州市塩山上塩後240)
※場所は博物館ではございませんので、ご注意ください。
■パネリスト
 ・石瀬佳弘氏(佐渡伝統文化研究所長)
 ・仲野義文氏(石見銀山資料館長)
 ・末岡照啓氏(新居浜市広瀬歴史記念館名誉館長)
 ・谷口一夫氏(甲斐黄金村・湯之奥金山博物館長)
 ・萩原三雄氏(帝京大学山梨文化財研究所長)
■コーディネーター
 ・村上隆氏(石見銀山資料館名誉館長・京都国立博物館)
■主催
  山梨県立博物館・甲州市・山梨郷土研究会・山梨県考古学協会
※ 聴講無料、要申込
申込受付は、4月1日より開始いたします。
山梨県立博物館(055-261-2631)まで

かいじあむ講座

■日時と内容 
・平成21年5月10日(日曜) 終了しました。
「黄金の国ジパングと甲斐金山展の見どころ」
講師:中山誠二(学芸課長)
・平成21年6月7日(日曜)
「山梨の金研究最前線」
講師:沓名貴彦(学芸員)
いずれも午後1時30分〜3時
■場所 当館生涯学習室
※ 申し込み不要、聴講無料

砂金採り体験


■日時 平成21年5月17日(日曜)、5月30日(土曜)
午前10時30分〜午後3時
■場所 当館 体験学習室
※ 申込不要、参加費(300円)が必要になります。
砂金採り体験1

砂金採り体験2
砂金採り体験の様子(平成21年5月17日)
おおぜいの皆さんが挑戦しました

甲斐金山ツアー

■日時と場所
○平成21年5月24日(日曜) 黒川金山(黒川金山ツアーは雨天のために中止となりました。)
・ 集合及び解散:甲州市民文化会館駐車場(甲州市塩山上塩後240)に午前8時30分集合、午後5時解散
・ 主催:山梨県立博物館、甲州市
・ 日程:8:30甲州市民文化会館駐車場 集合→バスで移動→10:00 登山口着、バス下車→徒歩にて移動・鶏冠神社、坑道跡などを見学→15:30 登山口着→バスで移動→17:00 甲州市民文化会館駐車場着、解散
※小雨決行、荒天中止(中止の場合は参加者に当日午前7時30分に電話連絡)
・ 服装と持ち物:山歩き(登山)が可能な服装(現地は寒めです)、昼食・飲料水、軍手、雨具(雨合羽が望ましい)
・対象…どなたでも(ただし、山道歩行が可能な方)
・ 定員…20人(事前申込、定員になり次第締め切ります)
・ 参加費…300円(予定、保険料等)
・ お申し込み…山梨県立博物館まで(電話、メールなど)


○平成21年6月6日(土曜) 湯之奥金山と湯之奥金山博物館
(湯之奥金山ツアーは定員に達しましたので受付終了です。ありがとうございました)
・集合及び解散:湯之奥金山博物館(南巨摩郡身延町上之平1787)に午前9時集合、午後4時解散
・ 主催:山梨県立博物館、身延町教育委員会
・ 日程:9:00湯之奥金山博物館集合→9:05湯之奥金山博物館見学→10:00バスで移動→10:30登山口到着・登山開始、金山遺跡見学→14:00登山口着→15:30バスで移動→16:00湯之奥金山博物館着、解散
※小雨決行、荒天中止(中止の場合は参加者に当日午前7時30分に電話連絡)
・ 服装と持ち物:山歩き(登山)が可能な服装、昼食・飲料水、軍手、雨具(雨合羽が望ましい)、携帯虫除け、杖(あれば望ましい)
・対象…どなたでも(ただし、山道歩行が可能な方)
・ 定員…20人(事前申込、定員になり次第締め切ります)
・ 参加費…800円(予定、湯之奥金山博物館観覧料)
・ お申し込み…山梨県立博物館まで(電話、メールなど)

※いずれのツアーも要申込
申込受付は、4月より開始いたします。


実演!金で文字を書く

■日時:平成21年5月24日(日曜)
■ 場所:県立博物館エントランスロビー
■ 内容:金泥(きんでい 金をにかわでといて文字を書く)技術の第一人者である福島久幸氏をお招きし、実際に金で文字を書くところを実演していただきます。
■ 事前申込不要・参加費無料
■ 協力:特定非営利活動法人 金泥書フォーラム
ギャラリートーク

■日時 会期中の毎週土曜日(5月16日を除く)と5月3日(日)、5日(火・祝)
午後3時から1時間程度
※ 申し込みは不要ですが、企画展観覧券が必要です。


■展示図録 好評発売中

金GOLD展・甲斐金山展の展示図録は、ミュージアムショップにて販売中です。
金GOLD展図録
甲斐金山展図録
「甲斐金山展 KAI GOLD MINE」
¥600 売り切れとなりました。ありがとうございました
ミュージアムショップで販売中です。 お早めにどうぞ!
 
■音声ガイド

金GOLD展では、音声ガイド(ナレーションは俳優のルー大柴さんです。)をご用意しておりますので、ご観覧の折にはぜひご利用ください。企画展示室入口横にて受け付けております。
レンタル料:500円

音声ガイドの装置
   
 
■関連図書コーナー

資料閲覧室では、企画展の関連図書をご用意しておりますので、ご観覧の折にはお立ち寄りください。
資料閲覧室に設けている関連図書コーナーの写真
   

 
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