山梨県立博物館 かいじあむ
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■シンボル展
No.011


「米キタ」「アスヤル」


―明治四十年の大水害から百年―

調査日誌
北海道編
1.上山梨【ヌプリカンベツ・ペーペナイ】
現在の倶知安町山梨、京極町甲斐(訪問日:平成19年7月31日)

1.いざ山梨地区へ
倶知安町の市街地から車で約10分、国道276号からヌプリカンベツ川沿いの道へ入ったところ。国道を曲がるとすぐに未舗装の道になりました。奥にみえる山中に上山梨(ヌプリカンベツ)のもと集落があります。現在この地区には人は住んでいません。

山梨地区へ
2.道しるべの不動明王と蚕影山、馬頭観音
少し進んだところに三叉路があり、道に突き出た岩の下には上山梨集落の人々が立てた石造物がありました。真ん中は不動明王で、ヌプリカンベツ、ペーペナイへの道しるべにもなっています。台座には、建立に関わった人々の名前が記されています。古屋・渡辺・村松・芦沢・八巻・・・山梨おなじみの苗字ばかりです。
右手にあるのは蚕影山、養蚕の神様です。「殖民公報」によると、移住した人々の中には、養蚕をはじめた人もいることが記されていますが、それを裏付ける資料といえます。
道しるべの不動明王と蚕影山、馬頭観音
道しるべの不動明王と蚕影山、馬頭観音アップ
3.山梨開拓者慰霊碑
三叉路から車を進めること約20分、もと集落があった場所には、現在慰霊碑が建てられています。これは平成3年に建立されたものです。現在住む人は誰もおらず、山を拓いたと思しき場所も、草木が生い茂っているじょうたいです。この場所には、関係者が定期的に訪れているとのことです。
山梨開拓者慰霊碑
4.甲斐地区、侍従が丘の付近から羊蹄山を望む
この写真の前方にあると思われる丘は、「侍従が丘」と呼ばれています。明治43年(1910)、山梨団体の慰問にこの地を訪れた侍従北条氏恭は、この丘からの羊蹄山の眺望を絶賛したことから名づけられました。現在はその場所をはっきりと特定することはできないとのことです。
また甲斐地区には、開拓10周年の記念碑がありましたが、その所在も現在では確認できません。
甲斐地区、侍従が丘の付近から羊蹄山を望む
   

 


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