青年らに囲碁を戒める逸平の言葉

「何でも一生懸命勉強して一人前の仕事を尽した其上で、余力があつていたす道楽なら碁でも詩でも書画でも何でも宜しからうが、何一つ出来ぬ前から人に取入る為とか交際の為とか云ふたやうのイナ了見から碁などに凝つて、肝心の元の方の勉強を其方退け(そっちのけ)にすると云ふやうな上調子の人間には何一つ成就いたすものぢやない。」


【出典】
『若尾逸平』


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